在米主婦の旅の記録

旅好きの気ままな旅の記録

南スペイン5日目 美しき小さな白い村Frigiliana

朝ごはんを地中海を見ながら頂きました(あげたてのチュロス!!)

さすがパラドールの朝ごはん、とても豪華です✨ここにはたくさんの外国人が泊まるためか各国の宿泊客を満足させるため、かなりの種類の朝食が用意されていました。たとえばアメリカ人向けに?ベーコンとドーナツ。イギリス人向けには豆料理など.......また大量にスイーツも並び....朝からパラダイス(笑)

ほかのパラドールより品数豊富でした☺

 

ネルハ二日目は生憎の曇り空。今のままではしばらくは海水浴は難しいと踏んで、ネルハから車で行くことの出来る小さな村に出かけることにしました。日本人にも人気のあるフリヒリアナ

車で半時間もかからず到着しましたが....着いた途端に大雨に見舞われ、雑貨店の軒先でしばらく雨宿り☂

雨が止んで小さな村を散策することに。まるで絵本の世界に迷い込んだような世界でした。天気のせいかあまり観光客もおらず静かに巡ることが出来ました。とても小さな村ですが、至る所にAir Bnbのような施設とレストランがあって、観光客に人気だということが見て取れます

一通り村を散策して、夫がどうしても行きたかった村の端っこに位置するレストランへ向かいます

goo.gl

住所がとても曖昧でナビではとても辿り着けそうにないため、私が地図を見ながら誘導する大役をおおせつかりました(物凄く苦手💦)

途中とても細い道や舗装があまりされていない道などがありひやひやしながらもなんとか到着することが出来ました。するともう先客が何組かいらっしゃり.....皆さん、わざわざここに食事をしに来たんだと思うと微笑ましい気分でした




私達がテーブルに着くと村の長老のようなおじいさんがテーブルにやってきて、夫にスペイン語が分かりますか?と控えめに丁寧な口調で話しかけてきました。少し分かりますよ、と夫が答えると、フランコ政権の時にこの村は破壊され(村人も殺された)、子どもだったおじいさんが成長しここに戻ってきて村を立て直した人物であること、そして今レストランの真横でお土産物屋を営んでいるので良かったら食事の後に寄ってくださいと仰っられました

 

そんな歴史を持つ地だとはつゆ知らずここを訪れた私たちでしたが.....おじいさんのお話にとても興味を持ちました

 

そうこうしていると、本日のお昼御飯が!

スペインの田舎料理です☺

血のソーセージを使ったコロッケ。フライドポテト添え

このポテト、これまで食べたフライドポテトの中で文句なく一番美味しかったです。じゃがいもってこんなにシンプルに料理しただけでこれほど美味しくなるの?と驚きました。どうしたらじゃがいもをこんなに美味しく出来るの?

続いて私の頬肉の煮込み。夫はこの集落で取れた猪の煮込み

どちらも素朴で美味しかったです。でもボリュームがありすぎて食べきれなかったのが残念

 

食事を終えて、おじいさんのお土産物屋さんに案内して頂きました。小さなお店でしたが、色々なものがあって、おじいさんとこの小さな集落を応援したい気持ちで欲しいものはすべて買って帰ることにしました☺

山羊のチーズやハモンも試食させて下さって美味しかったのですが、空港で見つかって取り上げられると悲しいので買えませんでしたがとにかく魅力ある品揃えでした。こうしておじいさんは集落に溶け込み、お父さまが殺されてしまった土地に戻り、集落を再建させて....なんとも三文小説を凌ぐ人生を生きているおじいさんに出会い目の当たりにして、感無量の私たちでした☺

 

もしフリヒリアナに行く日本の方がいたらぜひ、このおじいさんに巡り合えますように!!

 

このあと、私たちはこの小さな集落とフリヒリアナを後にして、スーパーで今夜の食事を調達することにしました。せっかくだから今夜は部屋のポーチで海風にあたりながら美味しいハモンでも食べようと言う魂胆です:)

パラドール会員は宿泊するとそのホテルでウエルカムドリンクを頂くことが出来ます

この日、私たちはそのドリンクを頂くことに。海を眺めながらほろ酔い気分で最高☺よく見るとバーテンダーさんは普通の赤ワインにフルーツポンチとスパークリングウォーターを混ぜてサングリアを作って下さっていました。余りもののワイン、使わないんだね!

お天気も回復して良い一日になりました☺