スペインのお土産 その2
スペインと言えばワインですが、南スペインのワインを詳しく分からなかったことと、ワイン専門店に立ち寄らなかったため......
今回はスーパーで1本だけお土産に
とてもお値打ちでステーキにぴったり合うワインでした!
ちょっと良いスーパーで見つけたイカ墨。常温の棚に並んでいたので、これで美味しいイカ墨料理が自宅で再現できるか?!と期待を込めて購入しました
一瓶全部使って作ったものがこちら↑
イカ墨の”うまみ”を味わうことが出来ず、薄っすら色づいた程度💦イカ墨はやっぱり魚屋さんで冷蔵で買わないと難しいと痛感
続いてグルメストアで見かけたものたち
右がローズマリーの入った白ワインビネガー
左はアボカドのジャム。甘くないとのことで購入したのですが、そこそこ甘かったです💦なかなか減らないけど、珍しいので試してみて良かったと思う一品
黒にんにくのソース。控えめに言っておいしすぎる。なぜ一つしか買わなかったんだろ......
我が家ではクロスティーニに使っています☺
真ん中がアーティチョークのパテ。まだ食べられていません
右がバルサミコ酢をトリュフのように見立てた宝石のようなもの。珍しくて、またレストランでも見たので買ってみました。これは買って正解!!お料理を格上げしてくれます☺
マグロのタルタルの間に潜んでいるのがこの子たちです!
こちらはフーディのご近所さん用に買ったお土産。左がこのシリーズでは一番人気の鳥のパテ。鳥の品種がなんだか分からなかったのが残念。そしてトリュフ。自宅用にも買いましたがまだ未開封です。美味しいといいな
続いてロブスターペースト。これも一つしか買わなかったことを後悔する美味しさ!これもクロスティーニに使っています。山椒ペーストに意外によく合う!とびことも相性最高でした✨
右のカツオもさっぱりと美味しかったのですが.....次回はロブスターだけをたくさん買いたい:)
左はスペインのツナ缶お腹の部分。日本のツナ缶より美味しいと思う
右はイベリコ豚のパテ。旅行中郵便物の面倒を見て下さっていたお隣さんへのお礼
パケ買いしてしまったお塩。右は黒い塩。レストランで使われていて美味しかったので同じものか不明ですが、真似っこ
レンジで温めるだけで簡単に食べられるバカリヤウ。常温。これ、手軽なのに美味しかった!
左端はスペインで有名なお菓子らしく、ペットシッターさんへのお礼
中央のチョコレートは.....甘すぎない美味しさでした!
左のクッキーもどちらもとても美味しかった。アメリカのただ甘くて大きいクッキーよりやっぱりヨーロッパのクッキーが好き♡
続いて普通のスーパーで購入したものたち
これも一袋ずつしか買わずに後悔したスナック。夫と取り合い💦
上部はサラダのトッピングにと、ひまわりの種(殻なし)。これも2つくらい買えば良かったな~とってもサラダに合います♡マラガのスーパーで購入
イカ墨のパスタとクラッカーはまだ使っていませんが....美味しくないはずがない
夫がしょっちゅう使うスモークパプリカパウダーのピメントン
黒コショウやにんにくパウダーも買ってみた。アメリカでも買えますが....なんとなく
このようなパックも見つけたので買ってみました!冬になったら使ってみます☺
ついでにスペインの生理用ナプキン(写真なし)も滞在中買ったのですが....羽根もちゃんとついていて薄くてもしっかり吸収してくれ使いやすかったのですが、かなりキツい香りがついていて驚きました。経血で蒸れて悪臭がすることを防ぐためでしょうか?知らずに購入しましたがかなり人工的な香りで完全にいらないと思った!
あとすっごく気に入ったのが、あげたてのポテチ!!二袋入って1.5€くらいでした。アメリカで1袋が5㌦くらいするポテチとは比べ物にならない美味しさでした😢
ちなみに帰国後少しの間大事に食べずにとっておいたら味が落ちてしまい勿体ぶらずにすぐ食べたら良かった☺
そんなスペインの美味しいお土産記録でした。ああ、またスペインに行きたくなってきた♡♡♡
スペインのお土産 その1
スペインで買ってみた数々のお土産をここで感想と共に残しておこうと思います☺
まずはグラナダで購入したものたち
グラナダ(ザクロ)の置物以外はアルハンブラのお土産屋さんで購入✨
アルハンブラ宮殿で使われているモチーフの素敵なお土産がたくさんありました。街中のお土産屋さんよりも、ここ一店舗で扱われているものがやっぱり洗練されていて素敵でした
日本の扇子を持って行くのを忘れてしまい、日中のあまりの暑さとスペイン人女性が扇子を使っている姿を多々見かけたので私も買いました☺ちょっと重くてかさばるので実はあまり出番がなかったのですが、華やかでとにかく可愛いので満足♡
また気に入ったものを見つけたら集めるようにしているクリスマスのオーナメントも一つ購入しました☺
こちらも宮殿内のお店で購入したブレスレット
グラナダで取れるひまわりの種のおつまみ。グラナダ産のヒマワリの種はほかの産地のものより美味しいと紹介されている方がいらして購入!
かなり塩が効いていて美味しいけど食べ辛かったです💦可愛い紙袋が付いていました(殻を捨てるようにかな?)
続いてウベダのお土産屋さんで購入したものたち
スペインで手塗りされている小さな置物
クリスマスツリーと共に飾るらしく、夫がご所望
ベタにウベダのマグネットと、オリーブオイルの石鹸にクリーム。そしてこちらの友達用にワインボトルの栓を買ってみました
同じくウベダの陶芸店で購入したプレート
これ、亜鉛を使っているのでこのような模様が出るらしいです。一目ぼれ。実は大阪のお気に入りのお店で同じような模様の陶器を何度も見ていました。スペインの陶芸家の方の作品でしたが日本に輸入しているのでとにかくお値段が高く(そしてかなり洗練されていましたが......)ずっと購入を見送っていました。が、ウベダで手の届くお値段で同じスタイルのものを見つけて大興奮!!かなり大きいので大事に手荷物に入れて、これ一枚に絞って購入しました
その際におまけでつけて下さったペンダント。とても気に入っています。これを下さるときに、あなたがうちの作品を熱心に見ていたから一つ差し上げたいのと仰って下さり、この時点で嬉しくて泣きそうになりながらありがたく頂戴しました☺
お買い物一つでも、胸があたたかくなるスペイン♡
さて、スペインで旅行者が最も欲しいお土産って何なのでしょう?
答えは持ち合わせていませんが、私達の場合、それはオリーブオイル!!!
右端がウベダのオリーブオイル屋さんのもの。少し個性的なお味でした。このお店ではよだれが出そうなハモンも売られていましたが、空港で没収されることを恐れて我慢しました💦(NYでもスペインのハモンはもちろん食べられますが、めちゃくちゃ高い)
右から二本目が工場見学の際に購入したもの。美味しさは試飲の際に確認済み!
左の二本はハエンの専門店で今年度の出来のよいオイルとして紹介されていたものを購入しました☺
結果自宅用に4本も買ってしまった。持ち運びに若干ドキドキしましたが無事持ち帰れました!!
いま、右から二本目を使っていますが、お料理のレベルをオイルが引き上げてくれています。4本とも賞味期限内に使えるかしら?
これらはお土産用と味比べの自宅用に小さいものを買いました。箱入りの4本セットのものが、スペイン国内で大手のオリーブオイル会社のオイルだそうです。4本それぞれ特色があるので、オリーブの品種の違いが分かるかな?と味比べに買ってみたのですが、お土産にお渡ししてしまい、残り一本💦高品質のオリーブオイルはとにかく好評!!
箱入りと手前の左側のオイルをハエンの専門店で、右側の二つはオリーブオイル工場見学の際に購入しました。手前のものは有機なのですが、ガイドさんにわざわざ有機を買わなくても有機と謳っていなくても品質はいいですよって仰っていました💦
スペインで食いだおれ その6ウベダ
ウベダでも毎日美味しいものを食べていた私たち☺
パラドールの朝食はもちろん、美味しくて。ただあまりレストランの内装が好みでなかったので、こちらで夕食を頂くことはしませんでした
自宅で果物たっぷりの朝ごはんはなかなか難易度が高いのでここぞとばかりに果物攻め
そして、ウベダ初日のランチはこちらへ
こじんまりと可愛いレストランでした。3時ごろ入店しましたが残り1テーブルでぎりぎり着席
担当のウエイターさんは途中から英語に切り替えて説明してくださいました。スペイン人に見えなくもない夫に了承を得てからどう見てもアジア人の私のために切り替えて下さったのですが、こういう配慮が嬉しい✨
アルコールを頼んだから出して下さったのか、ガスパチョ。これがめっちゃくちゃ美味しかった!ビーツが入っていると仰った気がする
私はイカ墨のごはんではなく、ショートパスタ
グラナダでごはんで食べた時も美味しかったけれど、こちらはソースがさらに濃厚でごはんでも作って貰えたらもっと良かったのにと思うほど絶品。アイオリソースも言うまでもなくおいし!
夫はガツンとステーキを頼みたかったそうですが、ほかの方のプレートを見てあまりの大きさに断念して仔牛を注文。こちらも絶品
最後にエスプレッソとお茶を注文しましたが、お店の方が日本人は食後にお茶を飲むんだねって厨房でお喋りされているのが夫に聞こえたらしく、とても微笑ましかったです。暑い日でしたが、冷房の効いた室内ではやっぱりお茶!それにしても私は日本人だと言っていないのにどうして分かったんだろう(?_?)
はー美味しかった♡
続いて、日曜日の夕食。お昼間にオリーブオイル工場の見学でウベダ出身のガイドさんにお勧めレストランを教えて貰いました
いくつも教えて下さった中の一つへ
地元の人のお勧めだけあって立ち飲みスタイルのタパスがとっても賑わっていました✨
あんまり飲めない私のためにレストランで着席してゆっくり食事
お店の名前に駅とついているから?列車を思わせる内装で可愛い
夫はビール。私は赤ワインにコーラと氷を足したものを注文。これ、色々なところで飲みましたがとにかくおいしい!
お酒を頼んだからかタパスが出てきました
美味しかったのに、何だったか忘れてしまうていたらく
続いてアンチョビを注文
とても少量でしたがw満足度の高い一皿でした
メインに頼んだロブスターサラダ。これにさらにもう一皿お願いしようと思っていたのですが、お腹がペコペコじゃないんだったら十分注文されましたよ、とウエイターさんになんと止められる!
スペインのロブスターは少し小ぶりですが美味しい🦞ただ贅沢に一尾丸ごとではなかったです。半分かな?それでもウエイターさんのおっしゃる通り、お腹十分膨れました☺
最後に、ウベダでの最後の晩餐ならぬ最後の昼食
あまりのボリュームで最後の晩餐を食べることが出来ませんでした💦
最終日はあまり移動がなかったのでランチくらいは少し遠出をとホテルから車で移動。中心部からは離れた立地にあるレストランを選びました
とても広い敷地で結婚式などもされているよう
史跡?古い建物を改装して使っている趣あるレストランです
ウエイターさんのお勧めはコース料理
とにかく美味しそうだったため、コース料理にしてみたものの、のちに激しく後悔をします
これはまだ小さくて食べやすいサイズでした
チーズもハモンもこれを二人分に十分な量がそれぞれ出てきました💦
この時点で焦り始める我々
お料理はどれも素晴らしく美味しかったです!!!
ただ、二人で一皿をシェアして満腹になりそうなボリューム💦
とても一皿一皿を食べ終えることが出来ず、罪悪感の塊になることに.....
スペイン人といえども、この量を全部平らげるのはいくらなんでも無理やろ?と叫びたくなったのは言うまでもなく
せっかくの新鮮な素材を最高な状態で料理して頂いているのに残さざるをえない申し訳なさ。しかも観光客なのでなおさら胸が痛みます
こんなに一皿が大きいのであれば、注文しなかった.....😢
でも、どれもとても美味しかったのです!
最後のパンプディングももちろん、美味しかったですが、、、ここでパンのような食べ応えのあるデザートを出さなくてもシャーベットとかで十分では???と文句を言いたくなるようなコースでした💦
本当にスペインのお客様はこれ食べるの?女性も???
出てきたお料理の質や量を考えたらとてもリーズナブルなのですが、それでも、美味しいお料理を無駄にしたと思うといたたまれない我々でした。こういう時、アメリカでは遠慮なく持ち帰りたいと申し出ることが出き、レストランも快くお料理を持ち帰らせてくれるのでありがたいな~って思います
ところ変われば、やり方も変わるので仕方がないですね!次回からの教訓になりました
最後は自分たちが食べれなかったことが残念過ぎましたが、毎日舌鼓を打つことが出来ました♡♡♡
美食の国、スペイン、大満喫✨✨
中世の美しき町、ウベダ
今回の南スペイン旅行、最後の日
いよいよ明日にはこの地を経ってアメリカへ戻ります
ニューヨークは移民が住むには本当に住みやすいところではありますが、スペインの心地よさが名残惜しい。夫もスペインの気候、風土、そして食事に魅了されているので夫婦揃って離れがたい気分に襲われます
そんなスペイン最終日は月曜日。行きたいなと思っていたところが割と定休日だということを思い知ります......月曜日も要注意な曜日だとは知りませんでした
この日の午前中は礼拝堂が博物館になっている↓に行くことに
朝いちだったためか貸切状態でじっくり見ることが出来ました。圧巻の美しさ
続いてホテルの真横にある聖堂に伺いました。初日はこちらで(多分)盛大な結婚式が執り行われており、入ることが出来ませんでした
こういう場所で行われる結婚式に参列してみたいと思わず憧れてしまう、荘厳な建物です
こちらもため息ものの美しさでした。美しいとしか形容できない自分の語彙力の乏しさが恨めしい
続いてシエスタが終わりを告げてまた町が活動を始めた頃、こちらに伺いました
ホテルから徒歩1分というところでしょうか
夫も私もカソリックどころか、キリスト教徒でもありませんが、このような歴史的なカソリック建造物を見るのは胸が躍るほど好きです
しんと静まりかえっている中、お掃除の男性がもくもくと床を清めていらっしゃいました
この小部屋?と呼んでいいのか分かりませんが、↓こちらにはメキシコでの信仰の篤い聖母ワダルぺがいらっしゃいました。あまり人がいる場所ではありませんが、ここにだけは私たちが見学中も地元の方数名が熱心に祈りを捧げに来ておられました
(地元の信者の方々はどうやら別の入り口があるようです)
こちらもとても美しい空間でした
ホテルから5分もかからずにこのような美しい場所がいくつもあるというのは本当に恵まれていたなぁと思います。やはり美しい景観の中に身を置くだけでも、価値があると思わずにはいられませんでした
バジリカを後にして、ウベダの陶芸工房に向かいました
こちらもホテルから徒歩圏内(1-2分)
この地で何代にも渡って作陶されている陶芸店
割れないのであればいくつも持ち帰りたいと思うほど魅了されました
また店番をされていたのは、奥様でしたが(奥様ご本人は陶芸はされておらず、旦那さまとお子様たちの作品が並んでいるそうです)とてもとても素敵な方でした!夫に通訳してもらいましたが、スペイン語がまったく分からいことがもどかしくてもどかしくて仕方のない瞬間です😢
スペイン最終日、充実した一日でした!!
バエザ散策の午後
オリーブオイル工場の見学を終えて、近くのバエザという町に行ってみることに。ウベダには大聖堂はありませんが、この町には大聖堂があるため、見に行こうかと。またとても美味しそうなレストランも見つけたのでそちらにもお邪魔したかったのです☺
町歩きの前に腹ごしらえ。レストランやカフェ以外はシエスタで静まり返っていましたが、レストランにはお客さんがいらっしゃいました
とても暑い日だったので思わず、店内で食事させて欲しい~と思ったものの、木陰に慣れると送風機もあってとても快適でした☺何より、外で食事するとなんでも屋内よりも美味しく感じます。日本ではなかなかスペースの問題で難しいですが、もっと屋外でくつろいで飲食が出来るようになったらいいですよね
敷地内には鳥たちの浮かぶプールが涼を誘っていました
Cavaをお願いしようと思いましたが、一杯から注文は出来ず、ボトルのみの提供で飲み損ねました💦サングリアもなかったです。ちょっと良いレストランに行くと途端にサングリアがなくなってしまうのがとても残念.....
お料理は赤い海老を求めていましたが、メニューになくて。別の海老メニューを注文
新鮮でおいしかったです!
そしてもう一品はマグロのステーキ。肉厚で美味しく頂きました!!
ほかのお客さんが召し上がっているものもみましたがどれも美味しそうでした☺
レストランを後にして、大聖堂に向かうものの、シエスタでまだ休憩中。4時まで中に入ることが出来ませんでした。日差しがきつく、気温も高いので無駄に町歩きをして暑さに負けることを恐れておとなしく近くで待つことに
待っている間、一組の観光客を見かけただけで地元の方はお一人も見かけませんでした。暑いものね......こんな時間に自虐的にうろうろしているのは観光客だけ
ようやく中に入ると、天然の冷房でひんやりととても心地が良いです
ハエンの圧巻の大聖堂を見てからの訪問のため、若干感動が薄れているのですが、ため息物の美しさでした
この大聖堂は塔に登ることが出来たので、あがってみました☺
毎時鐘がなりますという注意書きが貼ってありました。今でも手動で毎時鳴らす方がいるのね!と思いながら鐘までいきますと。。。。。
2023年の現在、わざわざ人員を使って鐘を鳴らす、ということは行っていないようでした。自動で鳴るように機械が導入されていました。ちょっと寂しい気持ちがするのは私だけでしょうか?
バエザの町並み
こじんまりと可愛らしいですね
そして近代的なビルなどが一切ないところが落ち着けます
大聖堂をしっかり堪能しても、まだまだ太陽が厳しく日の光を注いでいました
あと一か所行って見たかった遺跡のような場所があったのですが、たどり着けず。また暑さのため執念で探す気力もなく、私たちのバエザの日帰り半日旅行はこれにて終了となりました
ほっこりとした良い時間でした☺
スペインのオリーブオイル工場
スペイン到着後、二回目の日曜日☺
やはり町の様子が分からなかったので、旅行者が行きやすいオリーブオイル工場見学を日曜日に充てることにしていました
旅行前に事前に工場見学の予約を済ませ、当日炎天下の中向かいました
ここ以外はどこも開いておらず、人も歩いていない小さな町でした
到着しても誰もやってこないので、もしかして私達だけの貸切見学?と期待していたら....
ビンゴ!
ガイドさんを夫婦二人で独占!みっちりオリーブオイルのことを学ぶことが出来ました☺
ラッキー♡
この世界地図は見学に来られる各国のゲストを表しているそうです。日本からも来られていますが、ダントツでアメリカからが多いですね。私たちの見学日の翌日はアメリカ人のグループの見学が予定されていて大人数なので、タパスなどもやります、と仰っていました。羨ましい~~
ちなみにコロナ前までは日本からもよく旅行者が来ていたけど、最近はめっきりこなくなってしまったとか。コロナだったということもありますが、現在は円安の影響も大きいのでしょうね
当日わたしたちのガイドを務めて下さったのはお若い女性で、英語も凄く聞き取り易くて説明のうまい素敵な方でした。私たちが滞在していたウベダにお住まいとのこと
オリーブオイル工場の見学はこんな風に始まりました
ガイドさんのご家族はオリーブの木500本を所有されています。さて、この500本のオリーブの木から得られるお金は一体一年にいくらでしょうか?
こたえ........
年間約8000€
家族四人で生きていくには足りません。だからガイドさんはガイドをしたり、お兄さんも別に定職を持たれているそうです。オリーブの収穫は家族総出で行うそうですが、なかなか大変な作業だと仰っていました
ちなみに、オリーブオイル工場を経営する会社は7万本所有しているんだとか
それでは続いて、スペインは全世界のオリーブオイルをどれくらい供給しているでしょうか?
なんとその数、45%!だそうです
さらにそのスペイン産オリーブオイルのうち4割を国内で消費しているらしいです(全世界の18%もスペイン国内だけで消費していることになります)
そしてオリーブオイルには3種類種類があることも教わりました
よく耳にするエキストラバージンオリーブオイル、バージンオリーブオイル、そしてこれまで聞いたことのない、食用ではないグレードのオイル。このカテゴリーの名前を失念してしまいました!バージンオイルは料理用で、ライトオイルという風にマーケティング戦略で名づけられているものもあるそうです。消費者が良いイメージを持つように、です
ほうほう、と事前にオリーブオイルの概要を学びうなずきながらいよいよ工場内に入りました
先代の時代に使っていた器具を見て、それがどのような工程だったかなどの説明を聞いてから、現在の機械を拝見しました
↑ここで実と枝や葉っぱなどに選別するようです。そしてここが一番時間がかかる工程だとか
オリーブの実が選別されて機械に入ったら、オイルになるまでなんと40分だそうな!
そんなに早く出来るとは凄く驚きでした!!
ちなみに、そんな高性能の機械を作っているのはどの国の企業だと思いますか?
どうもスペイン産ではないように思います。機械に強いヨーロッパの国、と言えば、ドイツが思い浮かびます。これはドイツ製ですか?と聞くと....なんと、意外な答え
イタリア製!
イタリアはオリーブオイルそのものではなく、機械を製造していました。このメーカーさんの本社はスペインにあるのだとか
なんとも興味深かったです!!ガイドさんの一家のようなオリーブの木を所有されるご家族もこの機械を借りてオイルを作るそうな。そしてオリーブの実から油を抽出後の搾りかすや枝や葉っぱなど、すべて別の業者さんが引き取り無駄が一切出ないそうなのです。なんとも素晴らしいシステムだなぁと思いました✨
一通りの見学を済ませたら、いよいよ最後にテイスティング
実際にオリーブオイルを評価する際にはガラスのオイルの色が見えないグラスに注がれて試飲するそうです!香りやのど越しまで評価対象になるそうな
細かい工程は忘れてしまったのですが、オイルによってのどに刺激を感じたりと楽しい体験でした!!もちろん、とっても美味しいエキストラバージンオリーブオイルでした♡
ハエンで伺ったオリーブオイル専門店の店主もこちらのガイドさんもお二人ともオリーブオイルの生産は年々難しくなっていると仰っていましたが、それは気候変動と関係があるそうです。今まで11月頃から収穫を始めていたオリーブは今では暑さのせいで10月から始めないといけないのだそうです。緑色の段階で収穫すると高品質のオリーブオイルが出来ますが、少量しか作れません。熟すのをぎりぎりまで遅らせると大量のオイルを抽出できる代わりに品質は下がってしまいます
悩ましいですね.....!
壁に飾られていた数々の賞状の中に日本のものもありました!
最後の最後に併設のお店でオリーブオイルを購入してお暇しました。ガイドさんのお陰で本当に有意義な見学が出来ました!感謝✨✨
マエストロ ソコロフを探して
今年、スペインに行くことにしたのは、ロシア人ピアニスト、ソコロフの演奏を聴くためでした
以前は日本でもコンサートをされていたようですが、ここ最近は母国ロシアとヨーロッパでしか公演活動をされていないようで、もちろん、アメリカにも来られません。噂では飛行機がお嫌いだとか
マエストロの演奏を聴くためにはこちらから聴きに行くしかありません。待っていてもその日は来ない
出来る限り、演奏を聴きに旅をしようではないか、とコロナ流行前に夫婦で決断しました。でも結局一度行ったものの、その後の疫病の流行であえなく行けずじまいになってしまいました
コロナの制約もなくなり、晴れ晴れしい気分で旅行が出来るようになった2023年。いよいよまたマエストロを追いかけることが出来る☺
ヨーロッパ中でかなりの数の公演をされるので、日程を組むのはそれほど難しくはありません。どの国のどの町で聴きたいかと、EU圏外のファンは問われているかのようなスケジュールなのです。一体どなたが会場を決められているのでしょうか?マエストロご本人があの町に行きたいなと仰るのでしょうか?
今回我々が選んだ地は、ルネッサンスの面影が美しく残る小さな町。その町の文化施設で開催されるコンサートです
コンサートがなければ通り過ぎていた小さき町。スペインが大好きな夫も知らない土地でした
そのウベダには中世の病院を改装した美しい趣たっぷりの文化施設がありました
どなたの計らいか分かりませんが、なんとも素敵ではありませんか?
世界的に有名で、天才と呼んでもなんら差支えのないピアニストが中世の小さな町にわざわざ演奏に来る-でも実のところ、わざわざではなく、都会のコンサートホールでは味わうことのできない、美しくて歴史的価値のある会場が時を越えて奏者を待っているのです
私達もその恩恵に預かることが出来ました
コンサートは21時から。開店の遅いレストランで食事していては間に合わないのでバーで軽く腹ごしらえをして向かいました
21時とは思えない、明るさ!
今回、奇跡的にピアノ前の最前列が一席だけ空いていて、迷わずこの席を取ることにしました(ただしもう一枚も5列目!)。夫とは席が離れてしまいますが、前半、後半で席を交替して楽しむことにしたのです。もちろん、その価値はありました!!
音楽のプロでもなく、ピアノが弾ける訳でもないので、ただの素人の感想ですが、繊細な指使いが、柔らかく滑らかに鍵盤の上で流れていく様子を見ながら、音楽を楽しむことが出来るのは、本当に、この世の至福だと思います
前半、私の隣には簡易椅子に座ってマエストロを描く絵師さんがいらっしゃいました。鉛筆で的確に演奏中のマエストロを捉えていく様子を横目で追わずにはおられませんでした。どこかに発表されたのでしょうか?完成した絵を写真に収めさせて頂きたかったのですが、そんなことはとても頼めず、こっそり目に焼き付けました
夫も一目、その絵を見たかったそうです。残念💦
休憩時間中は館内の散策をしました
見ごたえたっぷり。とても美しい建物でした
こんな美しい文化施設で音楽が聴けて町の人と交流が出来るとはなんとも贅沢だなぁと羨ましく思いながらここに集っている方たちを眺めていました。ちらほらとヨーロッパの音楽ファンをお見かけしましたが、このコンサートに駆けつけているほとんどは地元の人達
古いものが美しいまま、きちんと維持されていき、現代に合うように活用されている。そしてその価値を知っている天才がわざわざ演奏にやってくる......
考えたらなんと機能的な循環なんだろうと思わずにはいられません
ここには世間が驚く目新しいものはないのかもしれませんが、大切なことが詰まっているような、そんな場所でした!
コンサート後半、夫は最前列で何度も涙を流したそうです。私も何度も胸が熱くなって、一度、涙が出ました😿
この夜、私たちは類まれな環境で美しい音色を堪能することが出来ました
アメリカからはるばる来る価値以上のものをもらって胸がいっぱい
帰り道、思わず夫に、これ以上人生に何が必要?もうなんにもいらないね
今日死んでしまっても悔いはないわぁ
そんな風に思った最高の一夜でした
(NYで待っている我が🐶が寿命を全うするまでは我々が先にいくことは出来ませんが💦)
コンサート帰り。真夜中のウベダ。レストランやアイスクリーム店がまだ営業していて驚いた(土曜日だったから?)