在米主婦の旅の記録

旅好きの気ままな旅の記録

グラナダ3日目、新市街とフラメンコ

一日の始まりは、ホテルの朝ごはん。シンプルだけど、とても美味しい。私はパンが好きではなくて、アメリカではほとんど食べないのですが(アメリカのパンは美味しくないものがほとんどで、パン屋さんも少なく、購買先はスーパーとなってしまう)スペインのパンは別腹、というかなんというか、美味しくて食べられる!

アルハンブラを眺めながらテラスでとる朝食.......なんとも贅沢。欲を言えば、トルティーヤが欲しかったくらい(欲張りすぎ?)

甘いパンは日替わりで種類が変わったけれど、あとは毎日同じだった

これに夫は美味しいエスプレッソとたっぷりのコーヒーを頂いていました

 

朝ごはんをしっかり食べたら3日目のスタート。この日はあまりちゃんとした予定は組まず、のんびり街歩きをしてみることに

グラナダには大聖堂がありましたが、旅の中盤に大聖堂のためだけに立ち寄る都市があるため、今回は大聖堂には行かないことにしました

朝のうちは暑いといっても、動ける暑さ🌞車道には日よけが施されていました

まず最初にこの公園の向かいにあるデパートEl Corte Ingresに寄ってみました

ここのグルメストアとスーパーが見たかったのです:)

トマトもお惣菜もめちゃくちゃ美味しそう......!

レストランでもっとも高品質のハモンを注文すると、ただお皿に盛ってもらうだけなのに当たり前だけど、レストラン価格になってしまいます。だから自分たちで最高級のハモンを買ってホテルで食べることにしている私たち。それに美味しいパン、トマトやスーパーで売っているガスパチョで十分満足な食事になる。しかも、ガスパチョには保存料が使われていなくて原材料も極めてナチュラル。日本にそんな商品、売ってる?普通のチェーンのスーパーです

 

前回来た時にも感じたのが、スペインの食の安全。品質の高さがとても羨ましい。スペインのレストランで食事をすると一皿のボリュームが大きいのですが、アメリカのように残したものを持って帰れるシステムはありません。ということはスペイン人は平らげることが出来る、ということですよね。お酒を飲んでたくさん食べていると思しき道行く人は日本人並みに細いし、健康的。身体を日常的に動かしている人が多いのかもしれないけど、アメリカでしょっちゅう見かけるような不健康そうな人はあまりいらっしゃらないのは、食事量が多くてもまともなものを食べているからではないのか?という結論に達しました。変なものを食べ物に入れなくても美味しいということをスペインは教えてくれている、そんな気がします

 

スーパーでの買い出しと新市街の散策を終えて、お昼ご飯、お茶、昼寝となんとものんびりなスケジュールをこなし、夜はグラナダと言えば!のフラメンコ

 

フラメンコ発祥の地はここ、グラナダだそうです。旅の計画段階でどのフラメンコシアターに行くべきかかなり悩み迷った末、劇場型のフラメンコの予約をしておきました

 

伝統的なフラメンコは旧市街に住むことを認められず追いやられたジプシー達が居住を許可された地域で生まれました。ジプシーはその居住地の洞窟で音楽を奏で踊ったことでいまでも洞窟の中でフラメンコショーが開催されています。数あるフラメンコシアターの中で一体どこが観光客向けではないまっとうなショウをしているのか、まったく見当がつかなかったので、私たちは劇場型のショウを見ることに

 

ホテルの人がお勧めしてくれた、伝統的な洞窟でのフラメンコシアター

goo.gl

自分たちで予約せず、お勧めを聞いてから行けば良かったなぁ。その狭さゆえ、臨場感はすさまじいはず

 

フラメンコの時間までフラメンコシアターの集まるSacromonte地区を散策しました

ホテルの人お勧めのcafeで休憩をするつもりでしたが

goo.gl

生憎開いていなかったので、散策で終わってしまいました

 

私達のフラメンコの予約は19時半。席は先着順なはずなので、早めに到着することにしました

goo.gl

想定通りどなたもまだいらしてなかったため、一番乗りで最前列に座らせてもらえました☺
開演まではバースペースで待つことに

定刻通り開演となり、劇場は満席でした!

スポットライトやマイク、幕などがあって伝統的なフラメンコショウとは異なるそうですが、迫力、ミュージシャンの演奏、どれを取っても素晴らしいものでした!

今回の一番の驚きは、男性の踊り子の方がいたということ!女性の方と半々くらいで踊っていました。この男性はとても長身で手足が長く動きがとっても優雅。でも、女性のように鬼気迫る表情での表現はありませんでした。男性と女性とではスタイルが違うのでしょうか?フラメンコ4回目にあたる夫も、男性の踊り子は初めての体験だったようです

 

最後のみ撮影が許されたので、そのときのものを☺

今回はドラムの方はおらず、ショウにはギターソロもありました。これが郷愁をそそる素晴らしい音色でした